タップ・テスト

正常圧水頭症は脳脊髄液の過剰に伴う物忘れ(認知症)である。
手術の効果を推察するため、事前に腰に長い針(腰椎穿刺針)を
刺して、脳脊髄液(髄液)を排出して、症状(物忘れ、歩行障害、尿失禁)
が改善するかを検討する。これを髄液タップテストという。


ちなみにタップ・テストは正常圧水頭症でない例に行うと
後で頭痛に悩まされたり、ひどい場合は頭蓋内出血を惹起する。
また頭蓋内圧亢進時は小脳扁桃ヘルニアを引き起こして
死亡することがあるので、必ず専門家の手で行うべきである。