ミッキー忠助

日本にディズニーが紹介された昭和初期に
人気者のミッキー・マウスにあやかった漫画がいろいろと出された。
アメリカのディズニーを翻訳したものでなく、
版権、著作権という概念の希薄な時代に、当時の漫画家が
ミッキー・マウスを題材に創作した。
代表的なものを列記すると
  ビックリマンガ ミッキイの冒険 (湯浅修一、春江堂 1934年(昭和9年))
  ミッキーの活躍 (謝花凡太郎、中村書店 1934年)
  ミッキーの大活躍 (秋山ゆきを、冨文館 1934年)
  ミッキー忠助 (広瀬しん平、春陽社 1934年)
  ミッキーノタンケン (高橋春雄、中村書店 1934年)
とりわけ「ミッキー忠助」は、日本の黒ネズミ 忠助が、
人気者ミッキー・マウスの着ぐるみを自分で作って、
それを着て嬉しがって活躍するという荒唐無稽なお話らしい。
昭和初期というのは意外とお茶目だったようだ。
殆どが戦災で焼失し、現代では入手困難な本ばかりで、
また版権、著作権が厳格な現代では復刊厳しいだろう。

医療法人雄翔会 いまむら脳神経クリニック
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