新規患者さんの統計 ２０１４
２０１４年１月〜１２月に当院に新患で受診された
患者さんの統計である。
頭痛は例年通り片頭痛が多い。今年は夏の酷暑、
冬の爆弾低気圧など天候の影響が関与している
場合が多い印象があった。
てんかんは成人てんかん、小児てんかんともに
増えている。てんかんは何歳でも発症する病気
であり、年齢層が幅広い。
２０１４年は新規抗てんかん薬の単剤処方が可能と
なってきた年であり、てんかんの薬剤治療は
新しい段階に移りつつある。新規抗てんかん薬は
きわめて有用だが、その一方、昔ながらの
抗てんかん薬の方がむしろ効いてしまうことも
少なくない。新旧の抗てんかん薬をいかに巧みに
使っていくかが、治療成績で差が出るところだ。
また、遠方からの受診が年々増えている。
セカンド・オピニオン（保険外診療、自由診療）は
いっさい行っていないので定期通院のみである。
専門性の強い病気に的確に対応できる専門医は
限られている。長時間かけて個人のクリニックに
定期的に通院していただく以上、それに見合う
プロフェッショナルな診療を続けていくことが
来年も課題だ。
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てんかん・片頭痛ブログ
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