医療用画像による低用量放射線は心配ない - いまむら脳神経クリニック院長のつぶやき

放射線が生物に与える影響は線形無閾値(LNT)モデルと
いう研究が根拠となっていた。LNTモデルは太平洋戦争の
頃の１９４０年代にショウジョウバエを用いた研究である。
ショウジョウバエに高線量の放射線を当てると不都合な
ことになるという結果だが、それから低線量の放射線の
影響を類推したものだ。実際には低線量についての研究は
当時は行なわれておらず、あくまでも仮説であった。
米国のSiegel博士らは低線量の放射線の研究を実際に
行ってみたところ、放射線は医療用画像で用いられる
程度の低線量であれば心配ないことがわかった。
特に最近の秒速CT装置では頭部CTでの検査時間は２０秒、
詳しく調べても４０秒であり、心配ない。