てんかんと脳波 1

てんかんの診断に脳波は必需だ。
脳波で、てんかん性の異常を検出できれば診断にきわめて有用だ。

しかし、一回だけの脳波検査では、30%〜70%程度しか、てんかん性異常が検出できない。
つまり脳波で異常ないからといって、てんかんを否定できない。
間隔をあけて、数回、検査を行う。
誘発薬を使う場合もある。

その一方、何の症状もない人でも、3%程度に、てんかん性の異常に似た脳波が出ることがある。
専門的判断が必要である。