てんかんの前兆

てんかんで今から発作が始まりそうな予感・症状が先行するのを、
前兆、予兆という。(英語でaura オーラ、ドイツ語でAura アウラ
以前、前兆は、てんかん発作でなく、前ぶれにすぎないと
考えられていたが、1980年代から普及し始めた頭蓋内脳波で
前兆時にも、てんかん性律動波が記録されることより、
前兆は、てんかん発作であることがわかった。
さらに、てんかん性律動波が起きているのに、症状として
表出されないものもあることがわかった。

前兆は多様であり、どういうタイプの前兆が起きるかを正確に
聴取するのが、てんかんの発作型を診断する上で重要だ。