ノーベル賞 賞金減額

ノーベル賞の賞金が減額になる。

研究には資金が必要だ。
お金がないと研究はできない。
私が大学で教官していた時は、毎年、文部科学省から研究資金
（科学研究費）を申請・獲得するのが大きな課題だった。
厚生労働省その他のいろいろな機関にも研究資金を申請した。
公的競争資金が獲得できない大学は衰退する。
公的研究費がとれないと関連病院からの寄附金のみに
頼ることになり、見返りに医局員派遣ということになる。
そうなると人手不足に拍車がかかり、ますます研究できなくなり、
公的研究費がいっそう獲得できなくなるという負の連鎖だ。
地方国立大学はきちんとした研究論文が出せる大学と
出せない大学に二分化してしまった。
2007年以降、特にその傾向が強まっている。

「金融危機、ノーベル賞にも　賞金２０％減額へ」http://www.asahi.com/national/update/0612/TKY201206120180.html
ノーベル賞を運営するノーベル財団が１１日、経済危機の影響などから、今年の賞金額を２０％削減すると発表した。