点滴・ビタミン信仰

東京には自費診療の点滴バー、ビタミン注射バーがある。
点滴、ビタミン注射の需要があるわけだ。
にんにく注射と言うのも一時期あった。

日本人には以前から「注射、点滴すれば元気が出る 。」という
思い込みがあり、それをうまく商売に利用している。

点滴・ビタミン信仰は過去の遺物だ。
旧世代の医師は積極的に点滴したらしい。
ビタミン剤をどさんと入れたそうだ。
見かけがカラフルになりありがたみが増したとか。

今の時代、まともな医師は安易に点滴したり、
ビタミン剤を注射したりしない。
行うのは脱水状態、ウエルニッケ脳症など
特殊な場合に限られ、適応なく漫然と注射
するのは医学的に意味がないだけでなく、
急性心不全を起こしたりで有害ですらある。
ビタミン剤でもアレルギー症状を出すことがある。

http://www7.plala.or.jp/machikun/essay11.htm