医師国家試験

昨日から医師国家試験だ。第107回目という。
私が受験した時が第83回(平成元年)だったから
あれから1/4世紀経ったことになる。
医師国家試験は合格率が80%を超えるのだが、
医学部は医師国家試験にたどりつくまでが厳しい。
昭和58年に一緒に鹿児島大学医学部医学科に入学した
私の同級生120名のうち、6年後の平成元年に
一緒に卒業できたのは90名足らずだ。
私らの学年はそれでも留年率が低かった方で、
ことほどさように医学部は進級にきびしい。
医師になってからさらに厳しい生活を送る。
脳外科医になって7年目の平成7年に
脳神経外科専門医試験に合格したが、
私が受験した年は合格率58%だった。
ふたりに一人は不合格と言う狭き門で、
医師国家試験の時の3倍は勉強した記憶がある。
学生時代と違って毎日仕事しながらの
かたわら勉強する生活はきつかったが
今となってはいい思い出である。