ウナギの缶詰

歌人精神科医 斎藤茂吉の好物はウナギの蒲焼だった。
蒲焼好きが昂じてウナギ短歌まで詠んだ。
太平洋戦争突入一年前、戦争でウナギが食べれなくなることを懸念して、
銀座のデパートでウナギの缶詰を大量に買い込んで押し入れにしまいこみ、
戦中戦後の食糧不足の時期に大事に食べたという。

ひょんなことからウナギの缶詰を入手できた。
日本で唯一、静岡県浜松市 浜名湖の食品メーカーが作り続けている。
斎藤茂吉を偲んで大事に食べることとしよう。