片頭痛と可逆性脳血管攣縮症候群(RCVS)

片頭痛と似た頭痛を呈する可逆性脳血管攣縮症候群(RCVS)
という病気がある。症状は似ているが病態は真逆である。
片頭痛は脳を包む膜である硬膜の血管が異常拡張して起きる
病態が大きな原因であると考えられている。
血管を縮めるトリプタン、エルゴタミンという薬が著効する。
可逆性脳血管攣縮症候群(RCVS)は脳の中の端っこの
末梢部の血管が異常収縮して起きる。
片頭痛とまるっきり逆だ。
RCVSを片頭痛と誤診して血管を縮めるトリプタン、
エルゴタミンを服用すると最悪の場合、脳梗塞を起こす。
ひどい頭痛をなんでも片頭痛と考えるとひどいことになる。

医療法人雄翔会 いまむら脳神経クリニック
http://www5.synapse.ne.jp/ytpage/
http://ameblo.jp/epilepsy-migraine/entry-11886050148.html

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