音響と軍需産業

アメリカ合衆国ウェスタン・エレクトリック社は
19世紀後半に設立され、当時の最先端技術だった
通信・電話機の開発・製造に携わった企業である。
20世紀になると映画音響にも進出した。MGM社などの
大手の昔の映画はタイトルにWestern Electricと
クレジットされている。第二次世界大戦では軍需産業
して膨大な通信機器、マイクロフォンを製造した。
第二次世界大戦はそれまでの戦争と比べて情報戦と言われ、
いかに敵国の情報を入手して、また速やかに味方に情報を
知らせるかが勝敗を左右したとも言われている。
アメリカ政府は日本の国家予算に匹敵する研究費を
ウェスタン・エレクトリック社に提供した。
当時、軍需用に使われた300Bという真空管がある。
映画の音響にも使われ、1988年まで製造されていた。
オーデイオ愛好家の要望で1997年に民生用として
限定再生産されたが、当時の工場、製造機械がそのまま
残されていて、従業員もみんな工場の近所に住んでいて、
かつての職人を再度かき集めて、当時のラインで当時の
ままの規格で作ったというエピソードがある。
この再生産は民生音響目的でもはや戦争とは無関係だが、
軍需産業の関係者、技術者は退職しても暮らせるよう
国家が面倒見る。技術と技術者を大切にして他国に
流出しないようとの政治的配慮だろう。


医療法人雄翔会 いまむら脳神経クリニック
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