ペラグラ脳症
ナイアシン（ビタミンB3）が不足して皮膚、胃腸、神経に障害を及ぼす。
ペラグラだ。ナイアシンは必須アミノ酸 トリプトファンから生成される。
トウモロコシを主食とするイタリア北部、メキシコ、南米で多い病気である。
トウモロコシはトリプトファン含有量が少ない。
メキシコはトウモロコシ粉で焼くトルティーヤという薄焼きパンが
主食であるが、これだけではナイアシンが不足する。他の豆類、肉類、
野菜を包んでタコスとして食べるようになってからペラグラは激減した。
現代のペラグラはトウモロコシ食でなくアルコール依存症、極端な偏食、
無理なダイエットで発症する。お酒を体内で分解する際に多量の
ナイアシンが必要であり、大酒呑みはナイアシン不足になるからだ。
無理なダイエット、極端な偏食でもトリプトファンが不足して
ペラグラになる。過去の病気ではない。
ペラグラが進行して脳神経が侵されると頭痛、うつ状態、てんかん、
幻覚、認知症などを呈するペラグラ脳症となる。脳神経まで障害
されると治療が困難である。
クリニックHP
http://www5.synapse.ne.jp/ytpage/
てんかん・片頭痛ブログ
http://ameblo.jp/epilepsy-migraine/entry-11886050148.html
せごどん（鹿児島県医療情報データベース）
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