高齢者と糖尿病

糖尿病は悪化すると脳梗塞など脳卒中の誘因となる。
糖尿病の検査でよく行われるのが採血でのHbA1c測定である。
HbA1cは血液中で酸素を運ぶ役目をしているヘモグロビン(Hb)と
血液中のブドウ糖が結合したもので、糖化ヘモグロビン、
グリコヘモグロビンとも呼ばれ、血液中の糖が増加すると増える。
Hbの寿命が4か月であるため、HbA1cはそれに相応して1〜2か月前の
血糖の平均の状態を示す。血糖が変動しやすいのに対して、HbA1c
安定しており、スクリーニング検査として有用である。
基準値(NGSP)は4.6〜6.2%であるが、少々超えていても
いきなり薬を服用するのでなく、食事、運動で改善を試みる。
7.0%を超えると他の検査も行なって、その結果で薬物治療開始を
慎重に検討する。不用意な薬服用は低血糖が怖い。
注意しないといけないのは高齢者である。
高齢者の場合、HbA1cは高過ぎても低くし過ぎても良くなく、
年齢、他の生活習慣病合併によるが、およそ6.5%〜7.5%に
コントロールしておくのが脳梗塞などの予防になるといわれる。

医療法人雄翔会 いまむら脳神経クリニック
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