Keppraの打鍵器

2000年(平成12年)、アメリてんかん学会で発表した際のこと。
ベルギーの製薬会社 UCBのブースで認可されたばかりの
新規抗てんかん薬レベチラセタム(Levetiracetam)の説明を受けた。
アメリカではKeppraの名称でUCBがプロモートしていた。
日本の厚生労働省は新薬の認可に慎重で、新しい抗てんかん薬をなかなか
使うことができなかったが、2003年に就任した日本てんかん学会の
新理事長の熱意が通じて、このとき以降、新規抗てんかん薬が次々と
認可され始めた。レベチラセタムの認可は2007年で、私がアメリカで
説明受けてから7年後のことだった。UCBのブースでもらった打鍵器が
優れ物で、あれから17年、今でも診察室で愛用している。

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