脳神経と風邪

風邪は正式には「急性上気道炎」という。
鼻、喉、咽頭といった上気道に炎症が起きたものである。
急性鼻咽頭炎という言い方もある。
原因の多くはウィルスであるが、細菌感染もある。

風邪は数日で治癒するものである。
体の老廃物を燃焼させて、リセットするという説もある。
興味深い話だ。

一方、鼻、喉といった上気道は脳に近い。
風邪が脳内に及んでしまうとやっかいなことになる。
脳炎髄膜炎は生命を脅かすし、救命できても
知的障害、運動障害、てんかんなどの後遺症を残す。

たかが風邪、されど風邪。
万病のもとともいわれる。
脳神経を巻き込む前の早めの治療をお勧めする。