専門医の更新制度

医師免許があればとりあえずの診療はできるが、
上質の医療を行うためには試験・審査を受けて
学会認定の専門医を取得する。
専門技量を有することの証明である。
学会認定専門医になればそれでおしまいでなく、
定期認定更新を受けなければならない。
そのため全国学会・総会、研究会に出席して、
さらに講習を受け、最新の医学知識を身につけて
いることを証明するクレジットを確保していく。

医学は常に進歩する。
老舗の味とか能や歌舞伎のような伝統芸能なら
昔ながらのやり方を踏襲することが大切だろうが、
医学では古いやり方は有害である。
とくに最近は進歩の速度が早く、時に数か月〜1・2年単位で新しくなる。
生命に直結するだけに時代遅れの診断・治療はあぶない。
国学会への出席は認定専門医の医師にとって必須である。