抗てんかん薬と個人差

ヒトはひとりひとり違う。個人差だ。
個人差があるのだから、同じ病気・症状でも
用いる薬の種類・量が異なるのは自明だ。

これは特にてんかんの薬物治療で顕著だ。
てんかん薬は、個人差が大きく、有効量と中毒量が近い。
発作を抑える量と副作用を起こす服用量が近いということだ。
よってどういう種類の抗てんかん薬をどういう服用量にするか
決めるのには高度の専門性が要求される。
そして発作の状況に応じて調整していくのが重要だ。

子どもは成長、おとなは年齢・体の変化に応じて
こまやかな調整が続くのはいうまでもない。