インフルエンザ脳症(のうしょう)

インフルエンザのウイルスが脳に入って炎症を起こすと
髄膜炎(ずいまくえん)、脳炎(のうえん)になる。
一方、インフルエンザのウイルスが脳には入っていないのに
体の免疫が過剰に反応し過ぎて暴走して
脳を壊してしまうことをインフルエンザ脳症という。
5歳以下のこどもに多く、発熱後の幻視、幻覚、意味不明の言葉
など精神症状から始まり、けいれん、意識障害 等が生じる。
インフルエンザ脳症のほとんどは死亡するか重篤な後遺症を残す。
インフルエンザはかからないか、かかっても軽症で済むように
対策することが重要で、良質なワクチンでの予防が大切なのである。

医療法人雄翔会 いまむら脳神経クリニック
http://www5.synapse.ne.jp/ytpage/j:image:w360]