ギラン・バレー症候群

寒くなってきた。風邪が流行る。下痢を伴うこともある。
風邪も下痢はありふれた病気で、たいていは数日で治ってしまうが、
まれに1〜2週間後にギラン・バレー症候群になることがある。
これは風邪や下痢の時に体の免疫システムが暴走して自分の神経を
攻撃してしまうことで、まず足の力が入らなくなり、次第に麻痺が
上に向かって行き、麻痺のほかにしびれ、血圧異常など生じる。
ひどくなると寝たきりになり、息(呼吸)ができなくなる。
血漿交換療法、免疫グロブリン大量療法といった高度な治療が
早期に必要で、息ができない場合、人工呼吸器につなぐなど
集中治療室に入院での管理となる。
風邪は万病の元。気を付けたい。

ジョルジュ・ギラン医師

ジャン・アレクサンドル・バレー医師

医療法人雄翔会 いまむら脳神経クリニック
http://www5.synapse.ne.jp/ytpage/j:image:w360]