てんかんとケトン食

ケトン食とは糖・炭水化物を減らして脂肪を増やす食事だ。
近年、ダイエットのひとつとして注目されたが、
古くからあるてんかんの治療法のひとつでもある。
脂肪が分解されて生成されるケトン体に抗てんかん作用が
あることは以前から指摘されていた。また神経の過剰興奮を
抑えるGABAの生成も関与しているといわれる。
てんかん薬が未発達だった時代に小児てんかんの治療として
工夫された。今でもウエスト症候群、ミオクロニー失立発作てんかん
いった抗てんかん薬の効きにくいてんかん発作で試みられることがある。
成人てんかん、他の小児てんかんに対する有効性は疑問視されている。
心に留めておくべきはケトン食はバランスの偏った食事であることで、
栄養障害のリスクがあるため、難治性小児てんかんの治療として
行うには必ず医師と栄養士の指導が必要である。

医療法人雄翔会 いまむら脳神経クリニック
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てんかん片頭痛ブログ
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