高感度CRP

CRP(C反応性蛋白)とはヒトの組織の炎症の状態を
調べるのに古くから用いられてきた。
以前の正常値は0.5mg/dL以下であり、小数点1桁までが
示されていたが、十数年前から小数点3桁まで
測定する高感度CRPが実用化されてきた。
保険適応の問題などあり、安易に高感度CRP測定は
できない。最近では高感度CRPと指定しなくても
通常のCRP検査で小数点2桁まで測定してくれる。
スクリーニングにはこれで十分という説もある。
そういう微少なCRP上昇は動脈硬化などでの生体の
慢性炎症を反映していることがわかり、これで
動脈硬化に関連の深い心筋梗塞などの危険性を
予知できるのではないかと期待されている。
同じ梗塞でも脳梗塞ではあまり上昇しないため、
高感度CRP脳梗塞発生リスクのスクリーニングには
ならない。最近、高感度CRPが大腸がんの発生リスクを
予知できる可能性が研究されている。
とはいえ肥満、運動不足でも高感度CRPは上昇するので
判定は慎重に行うべきだ。

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