乳児ボツリヌス症
ボツリヌス菌中毒で生後6ヵ月の乳児が死亡した。
市販の蜂蜜を混ぜたお手製ジュースを離乳食として
一ヵ月間与えていたという。
ボツリヌス菌は神経毒があり、けいれん、呼吸困難を
起こす。蜂蜜にも微量含まれているが、ヒトは通常は
腸の常在菌が存在するため、微量では繁殖できない。
しかし1歳未満では腸内環境がまだ不十分で、かつ
免疫能も未発達なため、微量のボツリヌス菌でも
繁殖して、中毒を起こす。1歳未満の乳幼児に
蜂蜜を与えることは禁止されている。
離乳食の甘味は未精製のものは避けて、精製された
砂糖を用いる方が安全かもしれない。
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