解熱鎮痛剤とインフルエンザ脳症

鹿児島でもインフルエンザが蔓延し始めた。
インフルエンザは高熱が出て、体の節々が痛む。
しかし通常の解熱鎮痛剤は禁忌だ。
うかつに使うとインフルエンザ脳症を起こす。
インフルエンザ脳症は死亡率が高く、
命が助かっても重篤な後遺症が残る。
発熱はインフルエンザ・ウイルスを熱で退治する
という側面があるので、人工的に熱を下げ過ぎると
かえって長引くことがある。
しかし39℃を越える発熱は問題である。
まずは水・氷で冷やす。
それで効果ない場合はアセトアミノフェン
（カロナール、アンヒバ）を用いる。
アセトアミノフェンは効果がマイルドで
急激な解熱にはならず、せいぜい1℃熱が下がる
くらいだが、その1℃が体にとって福音である。