熱中症1

今年も暑い。
熱中症が怖い季節だ。
汗には体温を下げる働きがある。
暑さで汗をかくと、体温が下がり、その一方、
汗といっしょに塩分(NaCl)が体外に出ていく。
大量に汗をかくと、そのぶん大量の塩分が出ていく。
塩分がたくさん出ていくと、脳は塩分がそれ以上
失われないように、汗を出さなくする。
汗が出なくなると、体温が上がり、
体内に熱がこもること(鬱熱)で
脳神経をはじめとした体の器官が障害される。
脳の障害は頭痛、めまいを起こす。
けいれんを起こすこともあり、命にかかわる。
暑いときほど水分、塩分補給が必要な理由である。