新規患者さんの統計 2012

今年一年、新たに当クリニックを訪れた患者さんの内訳を調べた。

昨年に比べて頭痛の初診割合が増えている。
http://d.hatena.ne.jp/Dr-Brain/20111229/p1
頭痛は子どもの患者さんが多くなった。
すなわち、おとなの片頭痛に加えて幼稚園、小学生、中学生
といった小児片頭痛が増えた。片頭痛は家族性があり、
両親に頭痛があるばあい、お子さんにも頭痛がある率が高くなる。
ご両親の頭痛が良くなって、子どもさんも連れて来られる。
お母さん、お父さんと同じ診察、治療するわけでない。
同じ片頭痛でもおとなと子どもは治療方針が大きく異なり、
専門性が必要だ。

めまいは今年7月に友人の耳鼻科医Yのアドバイスで耳鼻科精査
システムを導入した。脳外科的検査と耳鼻科的検査が両方とも
行えるようになり、治療成績が向上した。

てんかんは小児てんかん、50歳以降に発症する高齢初発てんかん
の患者さんが増えてきた。難易度の高い手ごわい症例も多々あるが、
てんかんは私の重要なライフ・ワークであり、診療にひときわ気合が
入る。

その他の項目で増えてきたのが、神経痛、パニック障害認知症だ。
ストレス社会で増えるパニック障害の治療は重要である。

遠方から来られる患者さんの割合が増えた。各地から
当クリニックに診察に来られる。
クリニックの立地が鹿児島中央駅天文館といった鹿児島の
キーポイントからアクセスしやすいことも大きい、
専門性の高い病気を扱い、症状が良くなった時の患者さんの笑顔を
みると脳神経医師をやっていてよかったと嬉しい。

てんかん診察についてのお知らせ> 
てんかん診察は当院の指示に従って定期通院できる患者さんのみが対象です。当院の指示通りに通院できない方は診察対象外です。また無断で通院を中止された方、他院へ転医された方にはいっさいの責任を負いません。当院で定期内服処方を受けている患者さん以外の方の問い合わせ、診断書依頼、セカンド・オピニオン等にはいっさい対応できません。 。